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立ち読み書評「戦闘妖精雪風・アンブロークン・アロー」

買えよ、という声が脳内に響く。
きっとジャムだろう。無視するに限る。
なに文庫になったらちゃんと入手するわい。

第二部「グッドラック」に続く第三部。

「神にも等しきジャムの視点と力を手に入れて、超越者になる」とか何とかほざいてジャムに走ったアンセル・ロンバートが、リン・ジャクスン宛に「人類への宣戦布告」なる手紙を送りつける場面から物語ははじまる。
本巻では派手な空戦場面は極力抑えられ、かわりに心理戦、神経戦の描写に相当のリソースが割かれているようだ。
今回ジャムは派手にミサイルをぶち込むのではなく、専ら人々の位置的、時間的な認識に介入し、これを操作することで特殊戦のメンバー個々人を分断孤立させて意思の連携を断つ、という恐ろしく手の込んだ攻撃を粛々と行う。もちろん、そこにはジャムと認識を共有したロンバートの意思が反映されてもいる。
どうやらこの「認識」と「不確定性(シュレーディンガーの猫的な?)」が今回のキーであり、ジャムの力そのものとも大きく関わっているようでもある。どうやら世界は不確定なものであり、そのつど認識されることで存在の形が決定されるもののようだ。(何やら「天元突破グレンラガン」の第4部を彷彿とさせる)その仕組みを操作できる存在がジャムなのであろうか?
ならば異星体どころか神である。確信犯な涼宮ハルヒ、迷惑にアクティブなデウス・エクス・マキナとも言えようか。

そんな仕掛けを知恵と理屈を駆使して破ってしまうのが特殊戦である。どんな知恵と理屈で破るのかは読まなければ解らない。実は私にも解らない。一回立ち読みしただけで解るものか。(だから買え!)
もしか「グッドラック」と合わせて手元に置けば、哲学や論理学の参考書とかになるのではなかろうか?

エンターテイメントとしての見せ場は終盤にきっちり用意されている。
もちろん雪風は深井零とともにあり、蒼穹を飛翔する。
人々の強い意志を乗せた、決して折れることのない、放たれた一本の矢として。

圧巻のラストシーンだが、これも物語自体のラストではない。
いわゆる、「戦いはこれからだ!」的終わり方である。

間違いなく、続く・・・な、これは。
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