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日食だったんだな。

表に出たら、結構な数の人がうろついていた。
皆、同じことを感じていたに違いない。

出番のない『手製09式日食観察鏡・改2型乙』(脱着式自動車用ウィンドウフィルムの再利用)を捨て、雲越しに肉眼観測を行う(本当は駄目だ)。8割以上は欠けたのではあるまいか。

ピークに達するともう光源が小さすぎて雲越しには見えない。
その頃に出てきて「駄目だな。雲が厚くてお日さんなんか見えやしない。おまけにこう暗くっちゃ・・・」などとぼやき始めた粗忽者がいる。
この者、昼下がりに食がすっかり明けると「今頃晴れてきやがった。昼前にこんだけ照ってりゃよく見えただろうに・・・」いや照ってて見えたらおかしいって。太陽ひとつしかないし。

・・・ふと思う。連星系の日食というものはどうなのだろう。衛星の数にもよるだろうが、同時に姿を隠すことはそれこそ天文学的確率に違いない。
何年毎しょっちゅうどこかで拝める地球でさえ往時は、いちいち凶兆じゃ!と大騒ぎしてきたのである。何世紀にいっぺんともなれば文明がひっくり返るほどの騒ぎにさえなるかも知れない。アシモフの「夜来たる」ばりに。

大枚叩いて悪石島に集った皆々様にはお気の毒だったが、往古日食というのは人々は恐れ戦き篭り隠れ、神官は生贄を捧げ、権力者は斎戒沐浴して蟄居し、政敵にこれお天道様が見放した証なりと無茶な言い掛かりをつけられぬよう気を配らねばならぬ厄介な日だったとか。目出度くもなければ歓迎したくもなかったことだろう。
むしろ神々サイドからすれば、日ごろ感謝と畏怖を忘れがちな人間どもに自分を恐れさせるべく顕現する絶好の機会であるのかも知れぬ。むしろ恐れてくれなければ困るのだ。
だから皆さん、そういうことだった・・・身をもって確かめる余人ならぬ機会を得た・・・とうことで納得できる道理があるわきゃないか。34万円。


『手製09式日食観察鏡・改2型乙』は、モスボールして(引き出しに放り込んで)3年後まで保管することにしよう。
・・・脳に蝕がキたものか、意識が翳ってきたのでここらでキーを置く。





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